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自己療法としての大麻。うつを緩和し普段通りの自分になるためのツール
20代男性 日本在住公開日:2022年3月19日
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Reading by Dai Hirohashi
今は仕事をしてなくて、普段は絵を描いたり絵本を出版してます。
昔から部屋の片付けができなくて、方向音痴で一つのことに集中してしまう特性があり、最近になって ASD(自閉症スペクトラム)だとわかりました。先天的なもので、治せるものではないそうです。
中学生の時から親に「勉強しろ」と言われて勉強させられてたんですが、発達障害のせいで勉強が得意ではありませんでした。成績が悪いと「お前は将来土方業をやるしかない」「お前はクズ人間だ」と責められ、地獄のような学生時代でした。
親からの暴言は高校まで続き、強いストレスのせいで気分変調症という病気になり、今も抗うつ剤を飲んでいます。
親とのコミュニケーションが原因でリストカットをして、自殺未遂までしました。親元から引っ越して、親と物理的な距離ができてからは気分がよくなってます。
ドラッグは初めは好奇心で楽しいものを試したいという理由で手を出しました。今はうつや親からのストレスを和らげたいという理由で使用しています。
初めてドラッグを使ったのは中学の時。つるんでいた不良仲間が合法ハーブを吸ってて、面白そうだと思って自分も手を出しました。
大学生になり、ラッパーの友達と知り合ってから大麻を吸うようになりました。その後、お金がなくて大麻の使用はやめてましたが、実家に戻ってからは地元の友達が売っていたので、また買うようになりました。
今(2022年3月5日時点)はHHCを吸うようになっています。違法じゃないのと、近くの電子タバコショップで安く売っていてコスパがいいからです。
大麻やHHCがないと不安になります。アルコール中毒者にとってのお酒に似てて、家に帰って大麻がないと落ち着きません。
大麻の効果が切れると日常がたけし映画のような殺風景に感じるようになり、何も面白いと感じられなくなります。
こうなったのは大学生時代、合法ハーブを吸った後の離脱症状でうつになったことが原因です。気持ちが落ちて何もできなくなり、半年間くらい廃人みたいになっていたことがありました。
大麻を吸うと多幸感を感じられて普段通りの自分でいられます。今は自分のメンタルを正常な状態にするために吸っている感じです。
大麻は人体と最も相性のいいハーブだと思います。あらゆることに効果があると感じます。
楽しいから大麻を吸うというのもあるけど、楽しいだけだったらお金を切り詰めてまで吸おうとは思いません。借金してまでディズニーランドに行こうとする人はいないでしょ。
自己療法として使っているだけなんです。それを禁止しないで欲しいです。
(担当: 中本俊)
※本プロジェクトは、以下の企業から支援を受け運営されています
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GMG