2021年1月、私たちはSNSを利用し、 日本で違法に大麻を使用する人々を対象とした無記名のアンケート調査を行い4000名を超える方からの回答を頂きました。
その結果、大麻を使用することによる健康被害は、社会的に問題とするほどではないことが示されたと考えています。
しかし、データとして私たちの手に残ったものからは、なぜこの人々が、これほど厳しい法律の規制にもかかわらず、大麻を吸い続けるのかは読み取れませんでした。
一方、私たちの元には様々な方からの “語り“ が届くようになりました。
その多くは自身と大麻という植物の関係であったり、大麻がどのようにして自分を救ってくれたのかというパーソナルな物語でした。
届く文章の多くは不器用で、多くの誤字を含み、読みやすいものではありません。けれどそこには、本人の切実な息遣いを感じます。
そしてこれらの物語は、語られたがっているように感じられたのです。
今、厳しい法律や社会の目がある状況で、自身の大麻使用についてカミングアウトすることには大きなリスクが伴います。 安全を担保するためには、匿名化した形でしか情報を発信することができず、結果的に個々の物語の強度は低下すると言わざるを得ません。
しかし、全く異なる場所で、お互いに面識も持たない人々から寄せられた、自身と大麻についての物語に類似点が認められるのなら、そこにはある種の真実のかけらが存在していると言えるのではないでしょうか。
これは今、この国の片隅で違法行為に従事する人々の肉声の記録です。
正高 佑志 (まさたかゆうじ)
医師。一般社団法人Green Zone Japan代表理事。著書に「お医者さんがする大麻とCBDの話(彩図社)」
Twitter: @yuji_masataka
三木 直子 (みきなおこ)
翻訳家。一般社団法人 Green Zone Japan 理事。訳書に『マリファナはなぜ非合法なのか?』『CBD のすべて—健康とウェルビーイングのための医療大麻ガイド』『大麻草でがんは治せるか?』他。
Twitter: @greenzonejapan, @indoorcat629
長吉 秀夫 (ながよしひでお)
作家・舞台プロデューサー。ステージ制作の傍ら、ジャマイカやインド、北米や南太平洋などを訪れ精神世界、ドラッグ、ストリート・カルチャーなどを中心に執筆。ロック、日本の祭り文化についての造詣も深い。『不思議旅行案内』『タトゥー・エイジ』『大麻入門』(ともに幻冬舎)、『医療大麻入門』等
Twitter: @NagayoshiHideo
Instagram: @nagayoshihideo
廣橋 大 (ひろはしだい)
看護師。当サイト開発・管理。
「ASA Magazine」ライター。
Twitter: @D__men
Instagram: @d_chan_dp
生田 和余 (いくたかずよ)
セラピスト。自然療法を生かしたウェルネスケアに従事しつつ、東京工業大学修士課程に在籍し、文化人類学の視点から大麻に関する研究に取り組んでいる。
Twitter: @kazuyo_rk_
Instagram: @kazuyo_rk
Eiju from Blue Dreamz
ロサンゼルスのマリファナ姐ちゃん。
大麻ショップ店長経験あり。
LAから大麻の情報を発信している活動家
-Youtubeチャンネル登録者数3万6千人
-毎週土曜日ライブ配信「Talking About Weed」
-現地ロサンゼルスでプライベートツアー『ブルドリツアー』を行う
Twitter: @bluedreamzla
Instagram: @bluedreamz_la
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中本 俊(なかもとしゅん)
WEBマーケティングの支援会社で勤務。
世界一周中に体験した大麻の可能性を多くの人に知ってもらうために活動中。
Twitter: @shun_nakamo
永井 大貴(ながいだいき)
過去、CBDアイテムを扱うシーシャ屋の運営経験あり。
現在はドキュメンタリー映画制作に取り組みながら執筆活動をしている。
発信活動を通して『愛とは何か?』を伝えていく。
Twitter: @nagaidaiki1996
Instagram: @daikinagai1996
日本では「大麻取締法」により、大麻取扱者(都道府県知事によって研究および栽培の免許を受けた者)以外の大麻の所持、栽培、譲り受け、譲り渡し、研究は禁止されています。
当サイトは経験談を通して、大麻への理解を深めることを目的としており、大麻の使用を推奨したり、犯罪を扇動するものではありません。