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なぜあなたは大麻を吸うのですか?
Smoker's Story Project

file #16
物事の根本的な理解を深めてくれるもの

22歳男性 日本在住

大麻を初めて吸ったのは高校2年生のとき。クラブ帰りに自分だけ眠くて帰ったら、あとで友達たちが大麻吸って鍋したっていうのを聞いて、あ、自分も行きたかったなって。あとでジョイント一本分けてもらったんですよね。

HIP HOPとか好きだったので、大麻については実際吸ってみる前から「ダメ絶対」みたいな意識や偏見はなかったです。歌詞や、PVでもけっこう出てきたりしてたので。

初めては家で一人で。べッドで横になって音楽聞いてたら、音の世界に入り込んで、ベッドと一体化したのかなぁみたいな。全身で音を感じたんですよね。次の日に、友達に興奮しながらその感覚を話したのを覚えてます。その後も、吸ってなにかするのが好きでしたね。音楽聴いたり、映画みたり、飯食いたくなったりとか。

大学入ってから、夜とか予定ない時になんかしらふでいるのが嫌で、馬鹿みたいに酒飲んでました。ベロベロにならないと飲んだ気がしなくて、ストロングとかすぐ4,5本飲んだり。

その時には気づかなかったけど、だんだん酒癖も悪くなってて。今思えば、普段の精神面みたいなのが、けっこう荒んでたなぁと。親にもちょっとしたことでキレたりとか。大麻吸えば、別に飲まなくていいけど、1g、5~6000円はするから頻繁には無理で。

大学3年のときに、一年弱カリフォルニアに語学留学したんですよ。天気の良さや、カルチャーも興味があったし、あと2018年以降だったから、大麻もOKだなっていうのもあって。向こうでは普通にディスペンサリーで買ってました。1g、1000円前後だから、気軽に吸えましたね。

留学してしばらくしたら、コロナでロックダウンになって。お店もやってないし、友達もそれぞれ自分の国に帰っちゃったりしたんで、家で吸うことが多くなりました。
コロナ期間はアメリカ全体でも大麻の売り上げがめっちゃ伸びてて、ディスペンサリーも混んでましたね。

一人で吸うこともあれば、中東から来たルームメイトや、他の国からきた留学生の友達と外に出て吸うこともありました。宗教的な背景が違ったり、いろんな話もできて、他の国の文化を知ったり、精神面で学ぶことがすごい多かったです。

大麻で危ない目にあったとかは、全然ないです。逆に、大麻吸ってて仲良くなったって人も結構いて。楽しかったですね。

大麻がOKだからって、カルフォルニアでもみんな吸ってるわけじゃなくて、けっこう「前は吸ってたけどやめた」って人もいました。

自分も一日中ずっと吸ってた時期は、なんかシャキッとしない、キビキビ動けないっていうか、形容しづらいんですけど…気だるいって感じでダラダラしちゃって。

あと大麻吸うと自分の世界に入り込むみたいなところがあって、物事の視点が内向的になって、人と話す時も、テンションぶち上がっていけない、みたいに感じて。

大麻を吸いすぎると内向的になるなぁっていうのを感じてからは、夜寝る前だけとか、自分の中でルールつくって、調整しながら吸ってました。そしたら、やっぱ調子良かったですね。

Twitterとかで一日中吸っても問題ないって言う人もみかけるけど、どんどん耐性もついていくんで。その最中は気づかなくても、しらふのときと比べると、どんな人でもどっか気だるさはあると思うんですよ。まぁ大麻も吸いすぎるのはよくないかなぁって。

なんで大麻を吸ってたのかって聞かれたら、自分のなかでメリハリつけて生活するためですかね。勉強したり、バイトしたりするときはしっかりやって、夜やることが全部終わってひと段落したら、ゆっくりして…みたいな。

大麻吸うと、休むときに思いっきり休める、そういうメリハリができるんですよね。サラリーマンの人がよく「仕事終わりのビール美味しい」みたいに言ってるじゃないですか。そういう感覚で吸ってましたね。今日も一日終わったなぁって。

自分は純粋に嗜好用として吸ってたんで、具体的に何かを改善したいとかはなかったですけど、大麻のTHCって精神的作用があるって言うじゃないですか。嗜好用って思って吸ってても、深く考え事ができるようになったり、精神的な部分ですごい変わりましたね。

昔のすさんでた時より、すごく良くなったと思います。アメリカ行く前は自己中っぽい感じだったんですよ。
でも大麻吸うとめっちゃいろんなこと考えるんで、自分の人生をいろいろと振り返って−例えば中学生のときにいじめっこみたいな感じだったけど、本当にそんなことしたかったのか、いじめたいと思っていじめてたわけじゃないとか−

いろんなこと反省したり考えたりして…最終的には愛が一番だなって。LOVE&PEACEがいいなって。これが、大麻を吸って得られた一番の気付きで、自分のために行動するんじゃなくて、人のために何かしようって思うようになれましたね。

人のために行動してると、相手に対してしてあげたことが、自分にも返ってくる。いいことをすればいいことが、悪いことをすれば悪いことが返ってくるんだって。めっちゃ考えてたら悟り開いた感じで、そこにたどり着きました。

帰国してからは、家族にも愛を伝えれば愛が返ってくるって思えたんで、前より関係性が良くなって。家族だけじゃなくて、友達も自分から愛していかないとって。店員さんとかにも「ありがとうございます」って自然に思えたり、行動がすごい変わりましたね。友達にも性格めっちゃ変わったねって言われました。

そういう、自分の気持ちで足りなかったことが何かっていうのを気づかせてくれたのが大麻だなって感じです。大麻を吸って、いろんなことを深く考えられるようになったから内面が変わって、そこから行動も良い方に変えられたっていう。大麻はそのきっかけをくれたものだなって思います。

大麻が内面の深いところを変えてくれるってのは、眠れないとか、鬱っぽいとかっていう人にも役立つと思うんですよね。

処方薬で無理やりドーパミン出すとか脳内のコントロールをするんじゃなくて、大麻吸って、いろんなことを考えたり感じて、自分で気づきを得たほうが解決につながるんじゃないかなって。精神的な問題とかを、根本的なところから改善するのを手伝ってくれるものだとは思いますね。

あと大麻吸って、お酒をスパッとやめられたんですよね。自分では好きで飲んでるだけだって思ってたけど、まぁ依存してました。日本はアルコール依存症の人がすごく多いから、医療用として、依存症の治療にも使えるといいなって思います。
お酒だけじゃなくて、睡眠薬とか、薬に依存しすぎてつらい人の助けにもなるんじゃないかと。大麻はいろんな人を救ってくれる可能性があると思います。

帰国後は特に吸いたいと思うこともなくて、今は全然。アメリカで(1g=)800円だったのに、6000円とかばかばかしいなっていうのもありますし、むこうで散々吸ったので、もういいかなっていうのもあります。

もう1つ大麻を吸って気づいたことは、健康が一番ってことです。なんだかんだ言って、一番調子良いのはしらふの時だなって思いますよね。友達とお酒飲むとか、大麻吸うとか、自分も好きなんですけど。

しらふで早く寝て、運動して、ちゃんと食べて…みたいな生活している時が、精神的にも肉体的にも一番調子いいなって。そのこと自体も、大麻を吸ったことで気づけたっていうのもあります。

大麻はいろんな面で気づきを与えてくれましたね。気づきがなければ何が問題かも分からなくて、何か変えたくても改善できないじゃないですか。でも気づきがあれば、まず問題を知って、どう向き合って解決すればいいか考えられて。根本的なことの理解を助けてくれるものだなって、そんなふうに思えます。

日本でも、とりあえず最初は医療用で使えるようになるといいなと思います。まずはアルコールや薬の依存症の人とか、困ってる人が使えるような環境になるといいですね。

そこから嗜好用が解禁されたら、自分で大麻つくって、ディスペンサリーやりたいです。個人的にはカルフォルニアのオープンなムードが好きだったんで、日本もそんなふうになったらいいなって思ってます。

(担当: 生田和余)

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