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不倫による失意のどん底から、明るいママへ
36歳女性 日本在住公開日:2021年8月17日
7年前、元夫の不倫が発覚したのがきっかけです。
精神状態がどん底まで落ちました。
食欲はなくなり、吐いたりもしちゃって・・・。体重は15キロも痩せました。
子供が3人いるのですが、その時はご飯もまともに作れなくなっちゃって。本当辛かったし、申し訳なかったです。
心療内科にも通うようになりました。夜も眠れなくなっていたので、はじめは漢方で睡眠導入剤を処方されましたが、全然効かなくって。
心療内科って症状を言うと、どんどん薬を処方してくれるんですよね。気づけばたくさんの薬を飲むようになってました。
とにかくメンタルがボロボロで、周りからは自殺しちゃうんじゃないかってぐらいに見えてたみたいです。実際もう人生だめになっちゃって、死ぬしかないって思ってました。
そんな時ですね。友達が大麻をすすめてくれたんです。
もともと映画とか音楽が好きで、海外だと普通に吸ってるじゃないですか。なので、全然抵抗なかったですね。まぁいいかって感じで、好奇心で吸いました。
そしたらすごい笑えてきて。自分でもびっくりしました。本当久しぶりに笑えたんです。なんか自分が悩んでたこととか、小さく感じてきて。とにかく明るくなれたんですよ。世界が開けたような感覚です。
それ以降吸うようになりました。毎日吸ってる時もありましたけど、週に1,2回とか、友達と集まって吸ってた感じですね。それでも十分でした。週に1回吸うだけで、また1週間頑張れるって気持ちになれたんですよね。
おかげで食べられなかったご飯も、よく食べられるようになりました。あんなにお腹空かなかったのに、普通に空くんですよ。マンチーで、味もすごくおいしく感じるし。体重もすっかり元に戻りましたね。
精神状態も安定して、ポジティブになれました。「辛いけど、別に死ぬわけじゃないやん」みたいな感じで。
夜も眠れるようになりました。たくさん飲んでた薬も、全く必要なくなりました。
家事もできるようになりました。子どもたちにもちゃんとご飯を作れるようになって、またたくさん愛情を注げるようになりましたよ。それは本当に嬉しかったです。
土日とか家にいるだけだったのに、子どもたちと電車に乗って登山とか行けるようになりました。周りからは「何があったの?」って驚かれましたね(笑)
当時の旦那ともちゃんと向き合えるようになりました。離婚調停にも前向きに臨めるようになって、無事終えることができました。
はじめのほうは精神安定のために使ってましたけど、徐々に楽しさも見出していきました。
映画では、監督の伝えたいこととかすごいわかりましたね。
音楽もすごいよく聴こえて、めっちゃいいですよ。色んなジャンルを聴きますけど、エレクトロ系とか、かなりいいです。
フェスとかも行ってたんですけど、結構普通に吸ってる人とかいて。全然みんな平和的で、音楽を楽しんでましたよ。
視野も広がりました。大麻関連の作品とか。吸いながら作ったって言われてる曲とかも聞きましたね。美術館とかもすごい新鮮に感じて、よかったです。
今はもう吸ってないですね。もともと友達からは子供もいるし、所持はやめておけって言われてたんですけど、その友達も結婚したので。
やっぱ吸わなくなって寂しいですけど、今はもう吸わないでも平気ですね。シングルマザーとして3人の子どもたちと毎日楽しく過ごしています。
子供には後になって、大麻を吸ってたことを打ち明けました。すんなり受け入れてくれましたよ。長男は当時小学生でしたが、私が落ち込んでからよくなるまでの過程を覚えてたので、すごい興味を持ってくれました。
今ではそれを契機に、海外にすごい興味をもつようになってます。おかげで数学なんか学年でドベなのに、英語だけ学年1位ですよ(笑)将来が楽しみです。
なぜ吸ってたのか。生活の一部だから、ですね。
大麻は私の人生を救ってくれました。メンタルがどん底だった時、周りの友達が支えてくれたおかげもありますが、間違いなく大麻のおかげでまた明るくなれたと思います。本当に人生を支えられたし、大麻があったからこそ、今の私があるんです。
違法として扱われているのが、本当理解できないです。メンタルをやられて冷食とかしか食べさせてあげられないママと、大麻を吸ったことでちゃんと栄養のあるご飯を作ってあげられるママだったら、どっちがいいでしょうか?って。
法に問われないお酒は、飲んだら暴力的になる人って結構いたりするじゃないですか。でも大麻ではそうはならないですよ。むしろ平和な気持ちになります。
合法化するためだったら、積極的に活動に参加していきたいです。
前に「weed the people」のフライヤー配りとかやりましたけど。今後も自分から何かやっていきたいし、できることがあれば色んな活動に協力していきたいと思います。
(担当: 廣橋大)
※本プロジェクトは、以下の企業から支援を受け運営されています
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GMG