menu
close

なぜあなたは大麻を吸うのですか?
Smoker's Story Project

file #36
大事な決断をするときに、後押ししてくれる

45歳男性 日本在住
公開日:2021年12月15日

音声で聴く:

Reading by Dai Hirohashi


出会いは、16歳の頃。当時はよく友達とゲームセンターにたまってました。そこに中学時代、隣の中学にいた2個上の先輩が遊びに来て、(大麻)あるぞ、って言ってきたんです。それで店の裏の駐車場に行って、3人でジョイントを回しました。

その時はやっぱまだ効果はよくわからなかったですね。「あれ?」ぐらいな感じでした。

大麻を吸うのに別に抵抗はなかったですね。東京の都心に住んでたし、近くに風俗街もあるようなところだったので、そういう話はザラにあったんですよ。中学のときにもうガスを吸って遊んでたぐらいでしたから。大麻もそのうちの1つぐらいな感覚でした。そういうことしているとちょっとかっこいいみたいな(笑)

18〜20歳ぐらいのころには、覚醒剤、シンナー、ハシシが流行ってました。知り合いのイラン人に電話して待ち合わせすれば、5000円とかですぐに手に入ったんですよね。友達3人とかでお金を出し合ってました。大麻はほとんど吸わず、覚醒剤が中心でしたね。

ひどいときなんて、4日間寝ない時ありましたよ。ほとんどご飯も食べられなかったです。バイトをしたり、やめたりして仕事もちゃんとできなくなりました。自分をコントロールできない状態だったんですよね。

集まる仲間の中には、大麻のほうが好きってやつもいたんですよ。そいつらは2,3人で大麻だけ吸って、すごい笑ったり、お菓子食べて「うめえ!!」とか言って盛り上がってたんですよね。

俺を含め覚醒剤を楽しんでたメンバーは寝ないで延々とゲームしたりしてました。一方で大麻を楽しんでたやつらは、その日のうちにちゃんと帰ってました。

冷静に考えたらそっちのほうが楽しそうだし、健康的に思えてきたんですよね。それでまた大麻を吸ってみたら、こっちのほうが自分をちゃんとコントロールできるし、覚醒剤より断然いいって実感しました。

シンナーとか覚醒剤は、やめるのに本当に苦しみました。もうこれ以上やっちゃいけないって分かってはいたんですけど、やっぱ依存が強くて。しかもこのタイミングで逮捕されて、刑務所に入ったんですよ。

出所後はしばらく働くこともできず、ニートでした。どんどん気持ちが落ちこんでいって、自殺も考えるようになりました。

そしたら大麻好きな友達から「マリファナ・X(大麻の有用性が書かれた一冊)を読んでみろ」って言われて。読んだみたらすごいことがたくさん書いてあって「これ、マジ?!」って思いましたよ。それで本格的に大麻を吸うようになりましたね。どんどん気持ちがポジティブになり、本当に人生を救われました。

同時に大麻について自分で色々調べるようになりました。マリファナマーチにも参加しましたね。当時はマーチっていうか、まだステージだけだったんですけど、ダッチパッション(大麻種子の会社)の社長がスピーチのはじめに「大麻で人は死にません」って言ったんです。それを聞いて、めちゃくちゃテンション上がりました。大麻のことをより真剣に考えるきっかけになりましたね。

そうしているうちに自分を変えなきゃいけないって思って、違う土地へ旅に出ることにしました。行くべきかどうか悩みましたよ。失敗もあるだろうし、大変なこともあるでしょうから。

でも、こういう大事な決断をする時に、大麻は後押しをしてくれるんですよね。冷静に、そして客観的に物事を見れるようになるんです。辛いことも含め、いろんなことを経験できるし、今後の人生のために絶対行ったほうがいいだろうって具合にね。実際行ってみて本当によかったと思ってます。

大麻を吸ったら幻覚が見えるっていうけど、見えるのははっきりとした現実です。このあたりは、みんなにわかって欲しいです。

それと大麻を吸っていると、たどりつくのはやっぱり自然なんですよね。圧倒的に好きになりましたよ。キャンプをするようになったし、最近は自分で野菜も作るようになりました。

今は山が見えるような、自然のある環境に住んでいます。都会で生まれ育ったし、大麻を知らなかったらどんどん都会に埋もれていってんじゃないかな。自然が好きになったっていうのは、すごくありがたいですね。

あと、子どもが断然好きになりましたね。子どもは3人いるんですけど、大麻を吸っていなければ、別にいらないとか、いても1人だけでいいとか言ってた可能性があります。

大麻を吸うと愛情が高まるせいか、子どもが欲しいって思うんですよね。そしてその決断を助けてくれたのも、やっぱ大麻なんですよ。

こんなご時世だし経済的には厳しいけど、本当によかったと思ってます。4人目も考えましたが、さすがに厳しいので、かわりにワンちゃんを飼うことにしました(笑)

1番上の子どもは中学生なので、大麻の知識をちょこちょこと教えています。奥さんは大麻のことをよく理解してくれてますね。ありがたいことですよ。

中には結婚間近だったのに、大麻を吸っていることを打ち明けたら破局したって人もいますよね。それか逮捕されて別れたとか。本当に悲しい話ですよ。法律のほうが悪いのにって思います。

旅先にいた頃に母をがんで亡くしているんですけど、当時医療大麻の知識も少しあったんですよね。母は抗がん剤治療を受けてました。フコイダンっていう海藻由来の成分を使おうとしたんですけど、抗がん剤の副作用で吐き気がでちゃってて、結局それは飲めてなかったです。

母の様子を見に行った時「ご飯食べたいから、何か作って」って言われたので、オムレツの中にバッツを入れてあげました。それくらいしかやってあげられなかったんですよね。その後すぐに旅先に帰っちゃったので、効果はどうだったのかはわかりません。

大麻ががんに効くかどうかは実際よくわからないけど、少なくとも痛みに効くってのははっきりと分かってますよね。大麻を使用することで、痛まず苦しまずに過ごすことができたら、母の最期の形は全然違っていたように思えます。

これが自分の中にずっとあって、今でも大麻の合法化を訴え続けています。昔は孤独だったけど、SNSで同じように考えている人が他にもたくさんいることが分かって、今では横のつながりもできました。すごく嬉しかったし、心強いですね。

停滞している日本にとって、大麻はいいきっかけになると思います。経済的にもマインド的にも。

日本人はみんな同じっていう意識が強いし、欧米式の考えを押しつけられたりもして、生きづらさがありますよね。そこに大麻があると、ちょうどいいバランスになるんですよ。俺はメンタル弱いし、シラフが続いてたら、また自殺を考えてしまうような気がします。

人生の大事な決断をするときに、大麻はいつも後押ししてくれました。そしてその決断はほとんど間違ってたことはありません。俺にとって大麻は欠かすことのできない愛すべき存在です。

(担当: 廣橋大)

※本プロジェクトは、以下の企業から支援を受け運営されています

あなたの物語も聞かせて下さい。

インタビューに応募する

Who We Are

協賛企業・団体

当プロジェクトは以下の企業・団体の支援により運営されています。

協賛企業・団体様を募集しています。

こちらよりご連絡下さい。

日本では「大麻取締法」により、大麻取扱者(都道府県知事によって研究および栽培の免許を受けた者)以外の大麻の所持、栽培、譲り受け、譲り渡し、研究は禁止されています。

当サイトは経験談を通して、大麻への理解を深めることを目的としており、大麻の使用を推奨したり、犯罪を扇動するものではありません。