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なぜあなたは大麻を吸うのですか?
Smoker's Story Project

file #40
大麻は、荒れていた日々から僕を解放してくれた

29歳男性 タイ在住
公開日:2022年1月21日

タイに住み始めて5年になりますが、今はバンコクを拠点にビンテージの洋服などの輸出や輸出代行業をしています。タイに来るまでは地元の横浜に住んでいました。

初めて大麻を経験したのは、高校一年の時です。それまでは、シンナーとかガスとか、いろいろなものを試していました。その頃、地元の先輩がクラブでラップをはじめていて、そのクラブによく出入りしていたんです。そこの階段で先輩たちと一緒に吸ったのが、大麻経験のはじまりです。

でもその時はお酒をすごく飲んでいて、階段から落ちちゃって流血しながらバッドトリップしちゃったんです。それで、近くのコンビニのトイレに朝までこもっちゃって、友だちに引っ張り出されたんです。16歳の時です。だからはじめは、大麻は苦手だったんですよ。

横浜って、ヒップホップやレゲエがさかんな地域で、地元や隣り街の悪かった先輩たちの多くは、ラッパーだったりDJをしていました。そんな先輩たちと一緒にいると、いつも大麻があるような環境でした。

でも正直、大麻の良さについては一年くらいわからなかったですね。ところが、そんな先輩たちとの時間を過ごす中で、苦手だったはずの大麻が、僕にとってあたり前なものになっていきました。

僕の世代は合法ハーブが出てきた時代です。今でいう脱法ハーブですね。当時は横浜駅周辺でも警察の取り締まりも大きくはやっていなくて、合法ハーブ店もありました。

僕は他の薬物もやってましたが、合法ハーブもよく買っていました。「合法」というくらいだから大丈夫だろうと思ってやっていたのですが、へんな効き方だったり、石油くさかったりするものも多かったですね。

そのことでわかったのは、合法ハーブよりも大麻の方が安全でいいものだということです。大麻は非合法だけど、当時は合法だった脱法ハーブよりも、からだにいいし害がないということを実感したんです。

僕は、音楽業界の中で大麻をやることが多かったのですが、音楽のある環境の中で大麻を吸うと、ヒップホップやレゲエのベースの重低音がシラフの時よりも入ってくるというか、伝わってくるというか、「音の中の音が聞こえてくる」という感じがして、その感覚がいいなと思いました。

あとは、マンチーになってお腹が空いて、みんなでコンビニにいって食べ物をたくさん買うのも楽しかったですね。でも僕が大麻を吸い続けていた最大の理由は、大麻で得られる感覚が音楽活動のプラスになっていったということです。

それともうひとつは…

当時の僕はよくない事ばかりしていたんです。そんなことから、いつも大きなストレスを抱えていました。そして、そのストレスによる障がいをどうクリアするかということばかり考えていたのです。

周囲には、アッパー系のドラッグで遊ぶことで、同様のストレスを解消する仲間たちもいました。でも僕は、そのようなドラッグによって起こる反動が好きじゃなかったんです。だから自然と、大麻を選択していきました。

大麻を吸うと、自分の頭の中の思考が整理されるというか、ストレスが中和されていくような感じになるんです。生活の中でヒヤヒヤする場面がしばしばあったけど、大麻を吸うと落ち着いていくんです。そんなことから、大麻は少しずつ僕の日常生活に組み込まれていきました。

現在は昔のような荒れた生活はしていませんが、今でも大麻は僕の日常の中にあります。大麻はタバコのような身体的な依存はないけど、「毎日あればいいな」という感じで吸っています。

現在の僕はあまりお酒を飲みませんが、昔は飲むと暴れそうになりました。一方、大麻はどれだけやっても、そんなことにはなりません。大麻を吸うとストレスや恐怖心が落ち着いていきます。そして、お酒のように二日酔いにならないのも、日常生活で大麻を使用し続けている理由です。

日本ではアルコールを24時間買うことができますよね。でもアルコールを飲むと、昔の僕のように暴れたり事故を起こす危険がある。大麻は、バッドにならないようにすれば安全なものです。だから大麻も、アルコール同様にルールを決めて、健全に使えるようになればいいなと思っています。

そのためには、日本の社会が大麻について正しく理解することが大切ですよね。世の中に伝わっている「正しいこと」は、ひとがつくった基準です。「これが正しいよ」と言われたことも、もしかしたら正しくないかもしれない。だから一人ひとりが自分の知識や経験をもとに、自分自身でしっかり考えて生きていくことが大切なのではないでしょうか。僕もそのような意識で日々を暮らしています。

毎日適当に暮らしているだけでは、決して今の日本の大麻のルールは変わらないだろうと思っています。

(担当: 長吉秀夫)

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